常識・非常識

この間知り合いから非常識な部下の対応について相談されました。

 

その彼とは私も面識があり、以前からあまり世の中のことをわかっていない子であることは知っていましたが、知り合いの話を聞いたらかなり非常識だったので驚きました。

最近は周りにも迷惑をかけているのでどうしたらいいかという相談でしたが、下手に注意をすると逆効果かかもしれないので、あまり適切なアドバイスはできませんでした。

 

そのあと一人で対策をいろいろと考えたのですが、私もいい年なのでついつい「最近の若い者は」と独り言を言っていました。

この言葉は何時の時代も繰り返し使われることで有名ですし、私が若いころは年配の上司が私たちに対して言っていた記憶があります。

 

この言葉がいまだに使われる理由の一つは世代間による価値観の違いだそうで、おおざっぱに言うと年配の人達は新しい文化や流行を取り入れづらく、自分たちが若かったころの価値観を持ち続けているが、若者は新しいことに敏感で柔軟に取り入れられることが要因だそうです。

 

価値観が変わってしまうということは、それに伴って常識も変わってしまうということです。

常識と非常識については世代ごとでコロコロ変わってしまうと、いろいろなところで整合性が取れなくなってしまうので困りますが、日常の身近な言い伝えから大企業の仕事の仕方まで、今までの常識を打ち破る新しい手法がドンドン導入されて上手くいっているのも事実です。

 

いくら新しいことを導入するとはいっても、近年問題になっている一部のユーチューバーによる迷惑行動等は明らかに非常識であり、このようなことが10年後、20年後に常識になっているとは思えませんが、自分の常識が今の社会や未来の社会の常識と一致しいるのかについては正直言って自信がありません。

 

今も今後も自分の常識が正しいことを願いますがすでに私もいい年なので、もし自分の常識が間違っていたとしても、修正することは出来ないような気がします。

それでも出来る限り周りには迷惑をかけないようにして「非常識はおじいさん」ではなく「少し変わったおじいさん」として老後を過ごしたいですね。